中鎖脂肪酸はエネルギーとして効率よく使用される!
中性脂肪を構成する1つの脂肪酸。
脂肪酸は鎖のような形をしていて、その鎖(分子)の長さによって特長や名称が異なります。
脂肪酸イメージ図
長鎖脂肪酸(一般的な植物油)と中鎖脂肪酸(ココナッツ油やバター等)を比べると鎖の長さが約半分ほどであることがわかります。
鎖の長さが長いものより短いものの方がエネルギーとして効率よく使用され、体に脂肪がつきにくいという特長があります。
ではなぜ中鎖脂肪酸は脂肪がつきにくいのでしょうか。
中鎖脂肪酸の代謝
まず、長鎖脂肪酸は、小腸から吸収され、リンパ管・静脈を通って、脂肪組織・筋肉・肝臓に運ばれ、脂肪として体内に蓄積されたり、必要に応じてエネルギーに分解されたりします。一方、中鎖脂肪酸は小腸で吸収され、直接肝臓へと運ばれてすぐにエネルギーとなるのです。
中鎖脂肪酸は意識しないと一般的な食事から摂ることは難しいです。
より効率よく摂るために中鎖脂肪酸油が配合された食品を上手く活用しましょう。